「終活講座」の講師をやってきました。
地域包括支援センター主催の「終活講座」の講師依頼を受けました。
実際に講師として話をさせていただいた内容と、感じたことを書いてみようと思います。
【講師データ】
・性別:男性
・年齢;46歳
・資格:終活カウンセラー、相続診断士
【講座の内容】
・題名 :終活セミナー
・課題 :①もしもに備えて準備しておくこと ②家族で話し合っておくべきこと
・人数 :18人
・年齢層:50代~80代
・残される遺族目線での「今のうちからやっておくべきこと」をメインに話をしました。
【実際に話したこと】
①もしもに備えて準備しておくこと
題名:手続きについて備えましょう!
亡くなった後の役所・年金事務所の手続きにおいて実際によくある問題とそれに対する解決策の話をしました。
②家族で話し合っておくべきこと
題名:相続について話し合いましょう!
相続においてよくある問題とそれに対する解決策の話をしました。
①、②いずれにおいても、今から直ぐにでも行える生前の対策話でしたので、皆様興味を持っていただけました。
他には、生前対策として、供養・生前整理・医療の話もさせていただきました。
【所感】
私自身が葬儀後のアフターフォロー(役所・年金事務所の手続きや相続のサポート)の仕事をしていたこともあり、実際の経験から“あるある“話を話しました。
今回お集りの皆様は、親族になんらかしらの問題を抱えていらっしゃる方々が大半で、しかしなかなか普段の生活の中で終活を考える機会が無かったんだと思います。
おそらく、「まだ元気だから大丈夫」「そんな先のこと考えたって仕方ない」「いざとなったら考えるからいい」などといった方が多いのではないでしょうか。
終活セミナーにも色々あると思いますが、私が参加者側として経験したセミナーの多くは「エンディングノートの書き方」や「終活の意味」を問うものがほとんどでした。
しかし実際に普段の生活の中でエンディングノートを書いている方がいるでしょうか。正直なところ少数だと思います。
であれば、ご自身の終活ではなく、遺族サイドの目線になった終活の話の方が興味を持っていただけるのではないかと思いました。
終活に正解なんてものは無く、考え方も十人十色だと思います。
ですから、必ずこうしてくださいとは言いません。こうやって考えてくださいとは言いません。
ただ、私たちのセミナーを通じて普段の生活における行動に少しの変化が起こればいいなと思っています。
例えば、
やりたいと思いらがらも手付かずになってしまっていたことがあれば、やってみるとか
お世話になった方に久しぶりに連絡をとってみるとか
昔の友人に連絡をとってみるとか
伝えるべきことがあるのであれば、伝えておくとか
趣味を始めてみるとか
旅行に行ってみるとか
いざというときに頼れる存在を見付けておくとか
…etc.
何か少しでも普段の生活に変化や生き甲斐がプラスされればと思います。
今後も、終活講座、セミナー勉強会など依頼があれば参加したいと思います。
以上